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とんでもない死に方の科学 [読書]

「とんでもない死に方の科学~もし●●したら、あなたはこう死ぬ」

コーディー・キャシディー
ポール・ドハティー
梶山あゆみ訳

河出書房新社

「旅客機に乗っていて窓が割れたら」とか、「乗っているエレベーターのケーブルが切れたら」とか、もしかしたら自分の身にに起こるかもしれないことから、「タイムトラベルしたら」「太陽の表面に立ったら」といった、まあ無理だろうということまで、そういうことになったら(したら)どうなるか(どう死ぬか)とまじめに(科学的に)、そしておもしろく解説した本です。

実際の研究や事故をもとに解説されているので、荒唐無稽な感じはありません。なかなか興味深く読めました。
突っ込みどころも多くて、著者も楽しんで書いてるんだろうなぁと思います。

「バナナの皮を踏んだら」など、実際に研究した人もいるらしく(イグノーベル賞を受賞)、疑問を持つって重要だなと思わせてくれます。

全体的に死ぬことを前提に書いているので、想像するとちょ~っとグロテスクな表現もあります。
でも、おもしろいのでおススメです。


他にも「バッタを倒しにアフリカへ」(前野ウルド浩太郎:光文社新書)とか、「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」(川上和人:新潮社)という本も、おもしろいですよ。
チョコボールのキョロちゃんを鳥類学的に解説、なんて内容もあって楽しめます。

学者さんが小難しいことをしてるのかと思ったら、なかなか楽しいことしてるんだなぁと、まあ大変なことをおもしろく書いているってことなんですけどね。

全然しらない世界が垣間見えるので、読んでいて楽しかったです。

ぜひどうぞ。


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